福島県 県外避難者への説明会に参加して

今日、昨秋に続き広島市で開催された福島県 県外避難者への説明会・相談会・交流会に参加してきました。今回は3月末に福島県の住宅支援が打ち切りとなるための個別相談が行われました。説明会では原発ADR申し立てについて、福島県から広島県に避難された弁護士の方が、詳しく説明され大変参考になりました(これについては別の機会に書きます)。

山口県内に住宅支援打ち切りについてお困りの該当者がいらっしゃるかどうか、県内に広域避難者支援のきちんとした体制ができていないこともあって、不明なままですが、雇用促進住宅への入居者については福島県担当課から直接電話で今後の意向などを確認中だということでした。

また、1月末の段階で福島県からの登録避難者は61名だそうですが、当会に参加されている福島県の県外避難者はそのうち5名だけです。どこで、どうして暮らしていらっしゃるのか、困りごとはないか、避難元や避難先の自治体から差し伸べられている支援情報が届いているかどうか。何とかして、つながるきっかけ、手がかりが出来ればと願っています。

県のホームページ・トップからは東日本大震災の文字はすでに消えてしまいましたが、こちらに受け入れ支援の相談窓口が記載してあります。↓
平成28年度東日本大震災による被災者の方々の受入支援について
山口県/厚政課/東日本大震災・総合相談窓口の設置について

ただし、対象者は下記の通り限定されています。
【被災者の方々】次の方が対象となりますが、罹災証明書の発行をまだ受けておられない場合や住所地を証明できる書類がない場合等についても、個別に相談に応じますので、県や各市町の相談窓口までご連絡下さい。○「東北地方太平洋沖地震」による地震津波により被災された方で、罹災証明書をお持ちの方○福島原子力発電所事故に伴う避難指示等がなされている地域に居住されていた方

福島県をはじめ東日本各地から多くのいわゆる「自主避難者」の方々は対象とされていません。東日本大震災東京電力福島第一原子力発電所の核事故から来月で6年目を迎えますが、今も避難の動きは続いています。行政の方々にお願いいたします、もう少し柔軟に対応して頂けないものでしょうか。