「避難の権利」を求める全国避難者の会設立へ

東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染が東日本に拡がり、多くの方々が避難しました。事故後、「原発事故子ども・被災者支援法」が成立し、人々の居住・避難・帰還、それぞれの権利が尊重されるという基本理念も盛り込まれていました。しかし、今年8月の支援法基本方針見直しでは、「(新たに)避難する状況にない」とされ、福島県内の避難区域も楢葉町をはじめとして次々と避難解除が打ちだされました。避難者への福島県からの住宅支援も打ち切りの方針ですし、避難を選択した私たち避難者の「避難の権利」は踏みにじられてきました。

そのような状況のなか、避難した方々、帰還した方々がつながり、避難者の声なき声をかたちにしていきましょうと「避難の権利」を求める全国避難者の会設立が呼びかけられ、10月29日(木)に「避難の権利」を求める全国避難者の会設立記念集会が開催されます。


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 「避難の権利」を求める全国避難者の会
 設立記念集会 つながろう!はじめの一歩
   ~たしかめあおう足跡、そして未来へ~
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東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本の広範な地域が影響を受けました。
事故から4年7か月、けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められています。それは大勢の避難者の生活破壊を引き起こしながら、〈被ばくか貧困か〉の選択を強いること。私たちは決してそれを望みません。

「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。 「避難の権利」保障を求め、全国避難者の会を設立します。一人一人の力は小さくても、つながることでできることがきっとあります。

全国の避難者の皆さん、避難後帰還をした皆さん、手をつなぎ、私たちの声なき声を形にしていきませんか?

設立記念集会 つながろう!はじめの一歩 
≪日 時≫ 2015年10月29日(木)
     13:30~16:30 (13:00開場、12:55~入館証配布)
≪会 場≫ 参議院議員会館 101会議室
≪内 容≫ 設立宣言 ~ 説明会
  リレートーク ~知ることからはじめよう ディスカッション ~はじめの一歩~ 

 

hinannokenri.com

会員の募集も始まっています。一人でも多くの避難当事者の方(かつて原発事故の為に避難して、現在は帰還した方を含みます)の参加をお願いします。政府の避難指示の有無や、被災時の在住地域(県)は問いません。自ら原発事故による避難者と自認される方なら避難者です。また、一度避難をしながら帰還を余儀なくされた方など、避難者に準じる方も参加できます。

こちらのコクチーズのサイトから申し込みできますし、ファクスや郵送による申し込みもできます。

ssl.kokucheese.com

10月の交流会はりんご狩りへ

今月は皆さんで山口市郊外の阿東でりんご狩りを楽しみたいと思います。阿東徳佐地域にはりんご園がたくさんありますが、以前も利用したことのある「しもせりんご村」に出かけます。
★しもせりんご村 http://www.shimose-ringomura.co.jp/
園内にはドッグランもありますので、犬を飼っていらっしゃる方、ご利用ください。

 【日時】10月17日(土)11時~15時頃まで
【場所】〒759-1421 山口県山口市阿東地福上487番地
    http://www.shimose-ringomura.co.jp/?tid=2&mode=f6
    JR山口線地福駅から徒歩7分、JR利用の方には駅まで車で迎えに行ける
    ようにアレンジします。
 【参加費】食べ放題のりんご狩り料金 小学生~大人540円、幼児330円は会が負担し
     ます。
【持ち物】お弁当、飲み物、レジャーシート
 園内ではBBQや石窯ピザも楽しめますが、週末は混雑が予想されるため、基本的に
 お弁当持参をおすすめします。
【対象】山口県に避難された方どなたでも 初めての方も大歓迎です。
 ※雨天の場合は中止します。当日の電話番号:浅野 090-2942-1364

今回は人数を把握したいので【申込み】をお願いします。
15日までにnadja★ah.wakwak.com  へメールしてください(★のところを@マークに変換してください)。

題名「りんご狩り申し込み」
(1)お名前 ご家族で参加の場合は大人、子どもの人数も添えてください。
(2)電話番号
(3)避難元→避難先(例:千葉県松戸市山口市)
(4)地福駅までのお迎えをご希望の方は明記してください。
  集合時間はのちほど連絡いたします。


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よりそいホットラインーどんなひとの、どんな悩みにもよりそって  

【拡散してください】
震災、原発事故によって多くの方々の生活が大きく変わってしまいました。
避難して新しい土地で暮らす、収入が不安定で先が見えない、家族がばらばらになってしまった、さびしい、ふるさとに戻りたくでも戻れない、相談相手がいない・・・そんな、あなたをひとりにしたくない。どんなひとの、どんな悩みにもよりそいます。そんな電話相談をご紹介します。
0120-279-338
岩手県宮城県福島県被災3県からは 0120-279-226
被災者の方でお困りの方は音声ガイダンスの(8)を押してください。
いずれも24時間、全国どこからでも通話料無料。秘密は守られます。

その他、音声ガイダンスに従って相談内容を選んでください。
1)暮らしの中で困っていること、気持ちや悩みを聞いてほしい
2)外国語対応(英語、中国語、韓国・朝鮮語タイ語タガログ語、スペイン語、
  ポルトガル語ベトナム語ネパール語)10AM~10PM
3)性暴力、DVなど女性の相談
4)性別、同性愛などにかかわる相談
5)自殺を考えるほど思い悩んでいる方

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9月29日に開催されたJCN中国5県の避難支援ネットワークでお会いした「さんかくナビ」代表の貝原さんに教えていただきました。

農地、山林付き物件@田布施町が格安で出ています

山口県東部の田布施町はUIJターンの移住者も多く、地域で移住者を支援していく基盤ができています。このたび格安の240万円で農地、山林付きの物件が売りに出されました。海まで1㎞ほど、海産物も手に入りやすく、住みやすいところだそうです。

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★土地、建物
宅地部分は434.47㎡(131.42坪)。
木造二階建て住宅:未登記で197.14㎡(59.63坪)。
水は井戸水ですが、上水道は県道に走っているので切り替え可能。
電気は中国電力、ガスはプロパン。風呂は薪と灯油兼用。トイレは簡易水洗(汲み取り)。
この建物は県道に隣接していないために、家を建て替えたり増築する場合は、43条により手続きを出して許可が要ります。改築の場合はその必要はありません。建て替える時、元の広さより広くならなければ許可が下りると言われています。
一番奥に農具倉庫が1棟ありますが傷みがひどい。
 
宅地に隣接して山林1401㎡(423.80坪)、桧や竹が繁茂しており整備が必要。このほかに近くに山林が4098㎡(1239.64坪)ありますが手入れは行き届いていません。
 田んぼが3000㎡を越していますので、農地を持たない非農家でも購入できます。

★学校
小学校は4㎞弱離れた隣りの麻郷地区にある小学校にスクールバスで通学。
中学校までは6㎞強あり、地区の中学生はみんな自転車で通学しています。

★交通・近隣地域の状況
1㎞強の距離にバス停があり、柳井や光方面に出る時はそれを利用します。
麻里府地区内には、医院や店がありません。買物や医者にかかる場合は、車があれば5㎞程度離れた田布施町の中央にはそれなりのスーパーや地域交流館などがあり、医院も何軒かあります。車がない場合は、隣りの平生町柳井市のスーパーや特産品センター、病院の方が便利です。
買物はコープや移動販売車を利用する人もいますが、車かバイクがないと不便な地域です。

紹介者の國本さんからのメッセージ:
ここで老後をのんびりと過ごしたいという方より、農地もそれなりの広さがありますので、農業で自給しながら、何らかの資格を持ったり、起業して自分の生業が続けられる方(半農半X兼業農家)、これから私たちと一緒に何かのアクションができる方を希望します。ネット環境も光ケーブルが走っていますので、その面で困ることはありません。できれば循環する社会となるようにしていきたいと思いますので、何十年もこの地で根を下ろし、活動できる30歳代から40歳代の子どものいる家庭持ちを希望します。
 
詳細は國本さんのフェイスブック・ページをご覧ください。

國本 悦郎 - 私の住む近く(田布施町別府中郷地区)で建物に田んぼや畑、山林が付いた新しい物件が売りに出されています。... | Facebook

 
 

震災被災者の皆さま、マイナンバー制度のナンバー通知についてご注意ください

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来年から実施されるマイナンバー制度、10月から個人へのナンバー通知が始まります。制度について賛否は分かれるところですが、震災被災者などやむを得ない事情で住民票の住所地で「通知カード」を受け取れない方は、居所情報を登録申請することにより居所に送付することも可能だそうです。

避難している方に向け、避難元、あるいは避難先自治体からすでに案内が届いているかもしれませんが、 情報が届いていない方がお近くにいらしたらお伝えください。登録申請の〆切は9月25日です。「通知カード」は住民票の住所地に簡易書留で送付されます。

総務省|マイナンバー制度と個人番号カード|東日本大震災による被災者、 DV・ストーカー行為等・児童虐待等の被害者、 一人暮らしで長期間医療機関・施設に入院・入所されている方へ

★居所情報の登録申請の対象となるのは
東日本大震災により被災し、住所地以外の場所へ避難している方
・DV等被害者で、住所地以外の場所へ移動している方
・医療機関・施設等への長期の入院・入所が見込まれ、かつ、住所地に誰も居住してい ない方

★「通知カードの送付先に係る居所登録申請書」を入手し、氏名、居所、やむを得ない理由などの情報を記入してください。(申請書は、以下からダウンロードいただくか、お近くの市区町村でも入手できます。)

★ 平成27年8月24日(月)から9月25日(金)までに(持参又は必着)、 申請書を住民票のある市区町村に持参又は郵送してください(政令指定都市に住民票がある方は、区役所に持参又は郵送してください。)。その際、以下の書類を添付してください。
 ・申請者の本人確認書類(運転免許証、住民基本台帳カード顔写真付きのものに限 る)など)
 ・居所に居住していることを証する書類(公共料金の領収書など)
 ・代理人の代理権を証明する書類(委任状など)[代理人が申請する場合]
 ・代理人の本人確認書類(運転免許証、住民基本台帳カード顔写真付きのものに限る)など)[代理人が申請する場合]
 詳しくは、申請書の注意事項をご覧ください。

マイナンバーについてお問合せコールセンター 0570-20-0178
 又は、住民票の住所地の市区町村にお問合せください。

★[東日本大震災被災者、DV等被害者の方]
東日本大震災被災者、DV等被害者については、今お住まいの居所のある市区町村に出向き、 「個人番号カード」の交付申請を行うことで、住民票のある市区町村から個人番号カードを受け取ることができます。詳しくは、住民票のある市区町村にお問い合わせください。


  [通知カードの送付先に係る居所情報登録申請書]
  http://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/08.html
 [リーフレット]
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000370650.pdf
 [リーフレット 英語版
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000374091.pdf
 [よくあるご質問]
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000376912.pdf


ホールボディカウンターによる内部被ばく検査@山口県

このたび山口県でも福島県民対象のホールボディカウンターによる内部被ばく検査が実施されることになりました。直近の情報ですが、お近くに該当の方がいらっしゃればお伝えください。
(参照URL)http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/wbc-kensa-yamaguchi.html

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山口県におけるホールボディカウンターによる内部被ばく検査の実施について
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福島県では、県民の将来にわたる健康の維持・増進のため、車載型WBCによる検査を以下のとおり実施します。この検査を受検することで、放射性セシウムなどが体内に取り込まれていないかどうかを確認することができます。検査を希望される方は、下記の内容を確認のうえ、お申し込みください。

1 対象者 
事故発生当時に福島県内に居住し、その後県外へ避難された方(平成24年4月1日以前に生まれた方)
平成26年4月1日以前に生まれ、福島県内に住民票を有する方
※機器の構造上、検査時に2分間程度自立していただきます。
 4歳未満児は台座に乗っての検査となりますので、別紙の測定方法等をご理解の上申し込み願います。
  4歳未満の測定方法について [PDFファイル/637KB]
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/113980.pdf

2 検査受付場所及び日時 
検査受付会場
山口県社会福祉会館 第1会議室(山口市大手町9番6号)

日程
平成27年9月25 日(金曜日)   9時30分 ~ 16時30分
平成27年9月26日(土曜日)  9時30分 ~ 16時30分
平成27年9月27日(日曜日)  9時30分 ~ 16時30分
平成27年9月28日(月曜日)  9時30分 ~ 16時30分

※同会場第3会議室において、避難者支援及び保健師等による健康に関する相談窓口を
9月26日(土曜日)、27日(日曜日)に開設する予定です。

3 検査人数
1日あたり60~70名程度

4 所要時間
受付から検査終了まで30分程度
受付 → 同意書記入 → 検査内容説明 → 体表面検査 →WBC検査

5 検査費用 
無料
※検査場所までの交通費については、各自負担いただきます。

6 申し込み先
福島県県民健康調査課
電話番号:080-5743-5867 または 080-5743-5868
受付時間:9時から17時まで(土曜日、日曜日、祝祭日を除く)
※申し込みは、検査日の3日前(土・日・祝祭日除く)までにお願いいたします。
※受付専用回線となりますので、御了承ください。

7 その他
検査の流れ、検査会場までの地図等につきましては、こちらをご覧ください。

山口県におけるホールボディカウンターによる内部被ばく検査の実施について
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/127919.pdf

「小さき声のカノン―選択する人々」 上映会@防府

環境を考える映画会や講演会を開いている「エコシフト防府」主催による「小さき声のカノンー選択する人々」上映会のご案内です。

311から5年目になります。福島の原発事故の責任追及も原因究明も賠償も何一つすすんでいないのに、原発事故などなかったように、放射能汚染もなかったかのように、国は川内原発再稼働をすすめています。

そんな今だからこそ、子どもを守りたい、お母さん方お一人お一人の選択に目を留めてください。小さな声に耳を傾けてください。


映画『小さき声のカノン』予告編 - YouTube

国や行政が子供たちを守らないなら、自分たちで子供たちを守るしかない。
そう思って動き出したお母さんたちが本当に凄い!
もろいのに強い。小さいのに大きい。犠牲者でありながら救済者。
とてつもない逆境の中だからこそ生まれた、人と人のつながり。可能性。
普通なら相反した色んなものがごっちゃになって、カノンを作り出している。
想田和弘(映画作家)


映画の 詳細はこちらで http://kamanaka.com/canon/

★日時:9月5日(土曜) 1回目:13時半~。2回目:19時~。
★会場:日本キリスト教団防府教会 
     防府市栄町1-2-1(電話 0835-22-1275)。
★前売り=1000円(当日1200円)、小学生以下無料。
  前売りご希望の方は村田さんまでメールしてください
 (maru5935@c-able.ne.jp)。
  アスピラートでもお求めになれます
★託児あり 要予約、300円。8月25日までにお申し付けください
問い合わせは村田さんまで。(080-5326-6970)

★会場の防府教会に駐車はできません。駐車場は防府駅前ルルサス、あるいはイオン・ショッピングセンターをご利用ください。