小出裕章さん講演会@山口市―子どもたちの未来のために小出さんと考えよう

京都大学原子炉実験所助教として研究を続けながら、原発の危険性をずっと訴えてこられた小出裕章さんの講演会が、今月24日に山口市で開催されます。昨年春に京都大学を退官されてからは長野県松本市に移り、各地で講演活動を続けておられます。

小出さんは2012年に下関市宇部市で講演されましたが、県内そのほかの地域では初めてです。小出さんは講演は一都市につき一回のみと決めておられるそうです。

福島第一原発の現状、再稼働の問題点など、県内でお話を伺えるいい機会だと思います。最近では原発放射能汚染のニュースがほとんど聞かれなくなってしまいました。もう原発事故は収束したんじゃないか、再稼働して本当に大丈夫なの?どうなの?皆さまの周りにも、疑問に思われている方々が数多くいらっしゃると思います。そうした方々や若い世代の方々をお誘いください。

今回は手話通訳や託児もあります(無料)、託児予約は1月15日(金)までに臼井さん(電話 090-5697-9161 )までお申し込みください。

日時:1月24日(日)午後1時30分~3時30分
場所:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
参加費:一般600円、学生500円、18歳以下は無料(当日券は200円増し)




11月交流会のご案内

今月の交流会のご案内です。福島県だけでなく広く東日本各地から、山口県に避難移住してきた方々が対象です。 はじめての方も歓迎です。避難してきたのはあなただけではありません。 

2011年3月11日の東日本大震災震災、原発事故から4年8か月になろうとしています。故郷から遠く離れた山口県で孤立感から疲れを覚えておられる方もいらっしゃるかもしれません。 避難してきた者同士で、避難のこと、今後のこと、原発や被ばくのこと、食品の安全性のことなど気兼ねなく話したい、聞いてみたい、ちょっと息抜きに・・・そんな感じで気軽にお出かけください。

★日時 11月14日(土)午後1時~午後4時半   
  (この間出入り自由。予約もいりません。 ご都合のよい時間にお出かけください)
★場所 山口市市民活動センター「さぽらんて」2階和室     
    山口市道場門1-2-19     
    道場門前商店街のアーケード内にあります。  
    隣は山口県産品のアンテナショップ、斜め向かいが無印良品のお店です。

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山口市市民活動センター「さぽらんて」とは 
山口市がもっと元気になるように、市民活動参加のきっかけづくりや市民団体がもっと元気になるためのお手伝いをしている場所です。山口市が設置し、私たち市民団体が運営をしています。詳しくはこちら→ 山口市市民活動支援センター

私たちの「山口県避難移住者の会」も、こちらに登録し活動を支援して頂いています。
今回の会場の和室は10畳ほどの広さで、小さいお子さん向けのおもちゃも備えてあるそうです。お気軽にお出かけください。

駐車場はこちらを参考にしてください(1時間100円のところが多いです)。
http://www.yamaguchi-machinaka.com/parking/index.html

「避難の権利」を求める全国避難移住者の会

10月29日に開催された「避難の権利」を求める全国避難者の会の模様がYOU TUBEにアップされています。

www.youtube.com

 「つながろう!はじめの一歩~たしかめあおう足跡、そして未来へ~」と題された設立総会。福島市から札幌に避難している中手聖一さんと福島市から京都の避難している宇野朗子さんが共同代表に選ばれた。宇野さんは、「「避難の権利」とは、原発事故による放射能汚染をこうむった地域の人々が被曝による被害を避けるために、避難を選択することができ、実質的な支援が存在するための権利」であるだけでなく、「現在も汚染のある地域で暮らす人々が保養や医療支援が存在し、避難するか、そこにとどまるかを自己決定できるための大切な権利だと思う」と延べ、避難の権利を保障させるために動いていきたいと呼びかけた。この後、リレートークでは、福島から札幌市に自主避難した高校教師の宍戸俊則さんをはじめ、東京都から石川県小松市に避難した奈良井伸子さん。大熊町から大熊町から新潟に避難した大賀あや子などがスピーチし、原発事故による避難者の人数さえも把握しようとしない政府に対し批判した。
 
また、いわき市から埼玉県へ母子避難した河井かおりさんは、夫と離婚後、体調を崩して生活が困窮し、生活保護を受給するようになった厳しい現実を吐露。1年半後に迫る自主避難者の住宅支援打ち切りに対し、憤りをあらわにした。郡山市から大阪市へ自主避難し、大阪で東電に対する損害賠償裁判で原告団長を務める森松明希子さんも、憲法上の権利が奪われている現実について、政府の政策を厳しく批判した。
                    ( Our Planet TV より引用 )

www.youtube.com

最後に鈴木きぬえさんが「私には夢がある」と題した自作の詩を読みあげられました。

「私には夢がある 鈴木きぬえ

私には夢がある
テーブルの真ん中には愛の花を活けて
国や県の人たちと膝を交えて
これからの福島を、これからの日本を語り合う夢がある

私には夢がある
廃炉に携わるその人たちは、もっとも尊敬され
十分な報酬と休息が与えられ
人権に基づいた健康といのちが大切にされる

私には夢がある
際限なく降り注ぐ放射能という悪があろうとも
私たちはこつこつと生き抜いていく
決して侮らず その生き場所を確保して
十分に吟味された食べ物と空間の中で 必ず勝利を手にする

私には夢がある
福島を守り抜いた子どもたちと避難をした希望の子どもたちが種をまき
新しい福島をつくっていく夢がある

未来の子どもたちは幸せの中で収穫しわかちあい 足ることを知るとき
それがたとえ100年先、200年先であろうとも
私は風にのって そこに立ち会うだろう

私には夢がある
100年前に原発を止めてくれたから
今 私たちはとても幸せに生きています
エネルギーはすべて自然の原理によって与えられ
長い年月がかかりましたが 廃炉への道筋も見えてきました

私たちの今の幸せは
皆さんがあきらめず、闘い、抗い、正してくれた贈り物です
私たちのふるさとは緑豊かで
その川に魚が戻り 本当の空になりました
この美しいふるさとに
あれから七代先の子どもが生まれようとしています

私には夢がある
失ってはじめて手にする夢がある 悲しくもある  
しかし絶望の中で生まれた希望でもある
弱虫な私ではあるけれど 決して一人ではない
とても大切な とてもすてきな夢がある」






  
 

「避難の権利」を求める全国避難者の会設立へ

東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染が東日本に拡がり、多くの方々が避難しました。事故後、「原発事故子ども・被災者支援法」が成立し、人々の居住・避難・帰還、それぞれの権利が尊重されるという基本理念も盛り込まれていました。しかし、今年8月の支援法基本方針見直しでは、「(新たに)避難する状況にない」とされ、福島県内の避難区域も楢葉町をはじめとして次々と避難解除が打ちだされました。避難者への福島県からの住宅支援も打ち切りの方針ですし、避難を選択した私たち避難者の「避難の権利」は踏みにじられてきました。

そのような状況のなか、避難した方々、帰還した方々がつながり、避難者の声なき声をかたちにしていきましょうと「避難の権利」を求める全国避難者の会設立が呼びかけられ、10月29日(木)に「避難の権利」を求める全国避難者の会設立記念集会が開催されます。


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 「避難の権利」を求める全国避難者の会
 設立記念集会 つながろう!はじめの一歩
   ~たしかめあおう足跡、そして未来へ~
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東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本の広範な地域が影響を受けました。
事故から4年7か月、けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められています。それは大勢の避難者の生活破壊を引き起こしながら、〈被ばくか貧困か〉の選択を強いること。私たちは決してそれを望みません。

「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。 「避難の権利」保障を求め、全国避難者の会を設立します。一人一人の力は小さくても、つながることでできることがきっとあります。

全国の避難者の皆さん、避難後帰還をした皆さん、手をつなぎ、私たちの声なき声を形にしていきませんか?

設立記念集会 つながろう!はじめの一歩 
≪日 時≫ 2015年10月29日(木)
     13:30~16:30 (13:00開場、12:55~入館証配布)
≪会 場≫ 参議院議員会館 101会議室
≪内 容≫ 設立宣言 ~ 説明会
  リレートーク ~知ることからはじめよう ディスカッション ~はじめの一歩~ 

 

hinannokenri.com

会員の募集も始まっています。一人でも多くの避難当事者の方(かつて原発事故の為に避難して、現在は帰還した方を含みます)の参加をお願いします。政府の避難指示の有無や、被災時の在住地域(県)は問いません。自ら原発事故による避難者と自認される方なら避難者です。また、一度避難をしながら帰還を余儀なくされた方など、避難者に準じる方も参加できます。

こちらのコクチーズのサイトから申し込みできますし、ファクスや郵送による申し込みもできます。

ssl.kokucheese.com

10月の交流会はりんご狩りへ

今月は皆さんで山口市郊外の阿東でりんご狩りを楽しみたいと思います。阿東徳佐地域にはりんご園がたくさんありますが、以前も利用したことのある「しもせりんご村」に出かけます。
★しもせりんご村 http://www.shimose-ringomura.co.jp/
園内にはドッグランもありますので、犬を飼っていらっしゃる方、ご利用ください。

 【日時】10月17日(土)11時~15時頃まで
【場所】〒759-1421 山口県山口市阿東地福上487番地
    http://www.shimose-ringomura.co.jp/?tid=2&mode=f6
    JR山口線地福駅から徒歩7分、JR利用の方には駅まで車で迎えに行ける
    ようにアレンジします。
 【参加費】食べ放題のりんご狩り料金 小学生~大人540円、幼児330円は会が負担し
     ます。
【持ち物】お弁当、飲み物、レジャーシート
 園内ではBBQや石窯ピザも楽しめますが、週末は混雑が予想されるため、基本的に
 お弁当持参をおすすめします。
【対象】山口県に避難された方どなたでも 初めての方も大歓迎です。
 ※雨天の場合は中止します。当日の電話番号:浅野 090-2942-1364

今回は人数を把握したいので【申込み】をお願いします。
15日までにnadja★ah.wakwak.com  へメールしてください(★のところを@マークに変換してください)。

題名「りんご狩り申し込み」
(1)お名前 ご家族で参加の場合は大人、子どもの人数も添えてください。
(2)電話番号
(3)避難元→避難先(例:千葉県松戸市山口市)
(4)地福駅までのお迎えをご希望の方は明記してください。
  集合時間はのちほど連絡いたします。


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よりそいホットラインーどんなひとの、どんな悩みにもよりそって  

【拡散してください】
震災、原発事故によって多くの方々の生活が大きく変わってしまいました。
避難して新しい土地で暮らす、収入が不安定で先が見えない、家族がばらばらになってしまった、さびしい、ふるさとに戻りたくでも戻れない、相談相手がいない・・・そんな、あなたをひとりにしたくない。どんなひとの、どんな悩みにもよりそいます。そんな電話相談をご紹介します。
0120-279-338
岩手県宮城県福島県被災3県からは 0120-279-226
被災者の方でお困りの方は音声ガイダンスの(8)を押してください。
いずれも24時間、全国どこからでも通話料無料。秘密は守られます。

その他、音声ガイダンスに従って相談内容を選んでください。
1)暮らしの中で困っていること、気持ちや悩みを聞いてほしい
2)外国語対応(英語、中国語、韓国・朝鮮語タイ語タガログ語、スペイン語、
  ポルトガル語ベトナム語ネパール語)10AM~10PM
3)性暴力、DVなど女性の相談
4)性別、同性愛などにかかわる相談
5)自殺を考えるほど思い悩んでいる方

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9月29日に開催されたJCN中国5県の避難支援ネットワークでお会いした「さんかくナビ」代表の貝原さんに教えていただきました。

農地、山林付き物件@田布施町が格安で出ています

山口県東部の田布施町はUIJターンの移住者も多く、地域で移住者を支援していく基盤ができています。このたび格安の240万円で農地、山林付きの物件が売りに出されました。海まで1㎞ほど、海産物も手に入りやすく、住みやすいところだそうです。

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★土地、建物
宅地部分は434.47㎡(131.42坪)。
木造二階建て住宅:未登記で197.14㎡(59.63坪)。
水は井戸水ですが、上水道は県道に走っているので切り替え可能。
電気は中国電力、ガスはプロパン。風呂は薪と灯油兼用。トイレは簡易水洗(汲み取り)。
この建物は県道に隣接していないために、家を建て替えたり増築する場合は、43条により手続きを出して許可が要ります。改築の場合はその必要はありません。建て替える時、元の広さより広くならなければ許可が下りると言われています。
一番奥に農具倉庫が1棟ありますが傷みがひどい。
 
宅地に隣接して山林1401㎡(423.80坪)、桧や竹が繁茂しており整備が必要。このほかに近くに山林が4098㎡(1239.64坪)ありますが手入れは行き届いていません。
 田んぼが3000㎡を越していますので、農地を持たない非農家でも購入できます。

★学校
小学校は4㎞弱離れた隣りの麻郷地区にある小学校にスクールバスで通学。
中学校までは6㎞強あり、地区の中学生はみんな自転車で通学しています。

★交通・近隣地域の状況
1㎞強の距離にバス停があり、柳井や光方面に出る時はそれを利用します。
麻里府地区内には、医院や店がありません。買物や医者にかかる場合は、車があれば5㎞程度離れた田布施町の中央にはそれなりのスーパーや地域交流館などがあり、医院も何軒かあります。車がない場合は、隣りの平生町柳井市のスーパーや特産品センター、病院の方が便利です。
買物はコープや移動販売車を利用する人もいますが、車かバイクがないと不便な地域です。

紹介者の國本さんからのメッセージ:
ここで老後をのんびりと過ごしたいという方より、農地もそれなりの広さがありますので、農業で自給しながら、何らかの資格を持ったり、起業して自分の生業が続けられる方(半農半X兼業農家)、これから私たちと一緒に何かのアクションができる方を希望します。ネット環境も光ケーブルが走っていますので、その面で困ることはありません。できれば循環する社会となるようにしていきたいと思いますので、何十年もこの地で根を下ろし、活動できる30歳代から40歳代の子どものいる家庭持ちを希望します。
 
詳細は國本さんのフェイスブック・ページをご覧ください。

國本 悦郎 - 私の住む近く(田布施町別府中郷地区)で建物に田んぼや畑、山林が付いた新しい物件が売りに出されています。... | Facebook