2011年の東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所の原発事故から4年目を迎えようとしています。わずか3、4年前のことなのに、山口県から遠く離れているとはいえ、同じ日本国内で、ゴーストタウンとなっている町や村があること、十数万人を越える方々が以前の暮らしを取り戻せないままでいること、福島県だけではなく東日本の広い地域が放射能に汚染されてしまったこと、こうしたことがもう忘れられようとしていることにやりきれなさを覚えている被災、避難当事者の方々は数多くいらっしゃいます。
脚本家倉聰さんが震災後、福島に何度も足を運び取材を重ね創作された「ノクターンー夜想曲」が周南市で上演されます。福島の人々に寄り添いながら、福島の原発事故を忘れ去ろうとするかのような日本の現状を厳しく問いかけるこの作品を、多くの方々に観ていただければと思います。
「ノクターンー夜想曲」作、演出 倉本聰
日時:2月16日(月)開演13:30、18:30(開場30分前)
会場:周南市文化会館大ホール
〒745-0851 山口県周南市徳山5854-41
全席自由席、一般4000円、ペア券7000円、小中高校生 1000円
主催:周南市文化振興財団、倉本聰さんの演劇を山口県で観る会