2月交流会報告

2月22日、今月の交流会を山口市白石地域交流センターで開催しました。寒い日が続き体調を崩された方もおられ、参加は大人4名、子ども1名でしたが、ゆっくりと話を聞きあうことができました。

先日、小郡で開催された田中優さんの講演会で、チェルノブイリ原発事故による健康被害は事故後6年後から顕著になってきたと聞きました。日本では甲状腺がんだけが放射能による健康被害のように扱われていますが、それだけではなく心筋梗塞狭心症など、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなるなど健康被害は広範にわたります。311以後6年といえば 2017年。これから次第に健康に不安を覚え西日本への移住を考える方々が増えてくるでしょう。

当会の会員のなかには、県内の実家を頼って避難してきた方もいれば、まったく知り合いのいない土地へ避難移住して見えた方もいます。この土地で一から生活を立て直そうと、それぞれが一生懸命でした。事故からもうじき3年、まだまだ以前の生活を取り戻すところまではいきませんが、これから避難移住してくる人たちのために、私たちの経験を役立ててほしい、力になりたいという声が上がってきました。

会員も少なく、県内に点在している現状ではつながることすら難しいですが、私たちが望む避難者支援が具体的なかたちにできるように、行政や県民の皆さまともつながっていけるように、少しづつでも動いていこうと話し合いました。 

放射能下の日本で暮らすには?:食の安全対策から、がれき処理問題まで (単行本)

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