熊本地震被災者の皆さまへ

 このたびの「熊本地震」で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、負傷された方々、今も続く余震のなかで家を失い避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。
 
 発災から一週間になりますが、余震はまだまだ続くものと思われますし、避難生活も長びくかもしれません。私たちは東日本大震災で経験したことですが、常に揺れている状態におかれていると肉体的にも精神的にも疲れは相当にたまってしまいます。

 災害避難の専門家である群馬大学大学院の片田敏孝教授は、現状の避難について「多くの方が避難生活をされているが、規模の大きな地震が繰り返し起きているほか、範囲が拡大する傾向すらみられる。災害の危険がある場所と、避難生活をする場所が同じで通常とは違う状況にある」と指摘。「特に高齢者や乳幼児などは地震の揺れがあまりない市町村の外に避難する『広域避難』を検討する必要がある。住み慣れた町を離れることに抵抗はあると思うが、ふだんの暮らしに戻るのにも相当な時間がかかることが想定されるので行政と住民の双方で検討を始めてほしい」と仰っています。

 今回、山口県でも熊本地震による被災者向けの受け入れ相談窓口を設置し、公営住宅167戸の提供も開始しました。山口県への避難もぜひご検討ください。

・受入支援総合相談窓口 083-933-2724 ...
公営住宅提供(県営住宅管理事務所)083-934-2004

山口県/報道発表/平成28年熊本地震に係る「被災者受入支援総合相談窓口」の設置及び被災者向け公営住宅の提供について