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321上関原発建設反対県民大集会が開催されました

報告

3月21日、維新公園野外音楽堂には上関原発建設に反対する県民4000人(主催者発表)が集まりました。会場周辺では数多くのマルシェで賑わいました。避難移住者の会もマルシェに参加、祝島特産のひじきやびわ茶、福島の詩人・若松丈太郎さんの詩集『ひとのあかし』(アーサー・ビナードさん英訳)、NO NUKES!のステッカーなどを販売、そのほかにこども未来測定所の『はかる、知る、くらす。』も無料配布しました。

ブースに立ち寄ってくださった方々とお話し、原発避難や福島原発の現状を伝える良い機会にもなりました。お買い上げくださった方々、カンパを寄せてくださった方々、本当にありがとうございました。

f:id:hinan-ijyu:20150325163030j:plain ← 毎日新聞2015年3月22日山口版

会場では清水敏保さんをはじめとする祝島島民の会の皆さん、中国電力によるスラップ訴訟原告の方々もスピーチされました。普通に暮らしていた島民の皆さんの日々の暮らしが、生きる権利が脅かされ続けてきたのです。30年以上もです。

メイン・スピーカーとして福島原発告訴団団長の武藤類子さんが壇に立ち、福島の厳しい現状を伝え、福島を見ていると日本という国の在り方が見えてきますと話されました。集会前夜の武藤さんを囲む会でも話されたことですが、「一人一人が大切にされ、あらゆる生命が尊重されること。(そのために)自分の問題として、自分の頭で考える」ことが、今私たち一人一人に求められていることだと思います。



集会参加者の鍬野さんが武藤さんのお話を簡潔にまとめてくださったメモを許可をいただいて転載します。ここから→

「33年間闘い続け原発を建てさせてこなかった祝島のみなさんに心より尊敬致します。

5年目を迎える福島が今も大気中に毎日1000万ベクレルをこえる放射能が放出され、海には京をこえる汚染レベルの放射能が垂れ流され、原発サイト内では1日、7000人をこえる被曝労働者が劣悪な環境で、未経験者も多く働いている。タンク内では収納できず海へ流れている。無責任体制は事故前後変わらない。除染作業においても被曝労働がまかり通り、重層の下請け構造で、15歳の少年が3000円の日当で働かされ、利権は大手企業に入り込んでいる。

除染で数値が一時的に下がっても、また上がる線量。帰還政策は年間1ミリシーベルト以下にすると当初言いながら、今は20ミリシーベルト以下安全となっている。学校給食は当初は放射能のない安全なものをと言われていたが、今は地産地消にもどった。食品測定器はあるが、一切放射能の入っていないものを食べさせなければ。この国の子どもの人権がないことは明らかだ。国道、高速道路がひどい汚染地帯でありながら開通した。車の窓を開けて手を振る子どもの写真が安全を宣伝している。

3・11前は焼却は100ベクレル/kg以下だったものが8000ベクレル/kg以下ならば一般ごみと同じく燃やせるようになった。8000ベクレルを越える汚染ゴミを焼却する装置が県内に20基建設されることになった。これは仮設であるからと環境アセスはいらないという。またこの焼却装置は解体後は巨大な核のゴミとなるが、どのように処分するというのか。周辺環境にどのような影響を与えるのか?そしてこの装置を三菱、日立、石川島播磨が受注している。どこまでも変わらないこの国の利権構造がある。
各地で反対運動が起こっている。

中間貯蔵施設が福島につくられようとしている。福島以外に受け入れる自治体がどこにあるだろうか?

子どもの甲状腺癌は18歳以下、37万人のうち30万人が受診して今年2月12日発表では癌86人、その疑い24人(うち良性1人)、現在2巡目でこれまで10万人受診して一人が癌、7人がその疑いとなっている。県は事故との因果関係は考えられないと言っている。子どもを守るために予防原則に立つべきだ。

2012年安倍政権原発事故被災者・子ども支援法は骨抜きにされた。制度としての保養はない。 福島では「不安解消キャンペーン」が自然界にも医学界にも安全プロパガンダが行われている。三春町の環境創造センターはIAEAの事務局である。

福島を見ていると日本の国家が見えてくる。 自然(農業、漁業)豊かな福島では国の政策への不安、疑問は口をふさがれる。今福島で起きていることは日本のどこででも起きる。生きる尊厳を奪われる。責任が問わなければならない。
2012年に福島告訴団をつくり告訴した。
2013年、東京地検は不起訴としたので、検察審査会に訴えた。
2014年、7月検察審査会はトップ3名を起訴相当にしたが検察は再び不起訴にした。
2度目の検察審査会に訴えた。これが起訴相当となれば起訴となる。
今まで誰ひとり責任問われていない。告訴の行方に注目してほしい。

また政府も東電津波地震の予測が出来たにもかかわらず何ら対策を講じようとしなかった。2015年1月13日、告訴団のメンバーは関係者を業務上過失致死傷罪で新たな刑事告訴、告発を行った。みなさん、ぜひとも新たな告訴・告発「2015年告訴」に参加してください。

双葉町の「原子力は明るい未来のエネルギー」の看板が取り外されようとしているが、これを小学生の時に提案した人がこれを残すように訴えており、残すべきだ。
映画『日本と原発』と『小さき声のカノン』をぜひ見てください。保養の必要性を理解してください。

原発事故は若い人、未来世代に影響を及ぼします。地球に生きる生き物として考えていかなければなりません。再稼動、新設は福島をあざ笑っています。

自分で考え、一人一人が立ち上がっていき、手をつなぎ力を合わせ新しいつながりの一歩としていきましょう。」ここまで