【学習集会】原発事故被害の可視化に取り組もう!

東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故から7年半以上経ちましたが、今も原発事故は今も続いており、被害者が直面する様々な問題は何一つ解決されていません。 原発事故被害の可視化に取り組もう!と11月13日に学習集会が開催されました。

集会テーマは下記のように多岐にわたっていますが、今、私たちが直面している被害の実態を知るためにもぜひご視聴ください。

集会テーマ:
避難者の実態把握と支援 次々と打ち切られる住宅提供と実態すら明らかにならない避難者の困難。
今私たちに求められることとは?
甲状腺検診はどうなっている?
各地で取り組まれる甲状腺検診。
国に求められることは?
福島から続々~モニタリング・ポストの継続配置を求める声 モニタリング・ポストの撤去をめぐり、福島各地で異論続出。 そのわけとは?
ALPS汚染水の放出、
除染土の拡散 多核種除去装置で処理した水の海洋放出や、除染土の再利用などが進められようとしている中、求められる法制度とは?

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11月交流会のお知らせ

震災や原発事故をきっかけに遠く離れた山口県に避難、移住し生活が一変してしまった皆さま、お元気でいらっしゃいますか。震災や原発事故がなかったかのような周囲の状況、合わせて暮らしてきたけれどもちょっと疲れた、本音が言えない、そのほか日々の暮らしのなかでお困りのことはありませんか。

避難元を問いません、東北三県からだけでなく、関東地方からの避難者の方もどうぞ、お気軽にお出かけください。 交流会は避難してきた当事者同士で、避難のこと、今後のこと、原発や被ばくのこと、食品の安全性のことなど気兼ねなく話しあえる場づくりをこころがけています。

お近くに避難の方がいらっしゃったら、山口県にも避難当事者のグループがあること、交流会のことをお伝えください。

 

日時:11月27日(火)午後1時~4時半頃まで
会場:山口市白石地域交流センター 2階和室
   〒753-0046 山口市本町一丁目1番25号 
駐車場:地域交流センター敷地内に駐車場があります。満杯の場合は市民会館、市役所、コープ山口駐車場、道場門前第一駐車場をご利用ください。

予約は不要、出入り自由です。時間内でご都合のつく時間にお気軽にお出かけください。お待ちしています。


「原発避難者をひとりも路頭に迷わせない!」原発避難者の住宅と人権保障を求める共同行動への賛同お願い

原発避難者をひとりも路頭に迷わせない!」原発避難者の住宅と人権保障を求める共同行動への賛同のお願いです。

呼びかけ団体は「避難の権利」を守る全国避難者の会(代表:中手聖一、宇野朗子)と原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)(代表:長谷川健一、武藤類子)、団体および個人からの賛同を募集しています。

10月30日の交流会で当会としての賛同を提案し、交流会参加の皆さんから賛成していただきました。これは個人としての賛同も募集していますので、よろしければご賛同をお願いします。

https://goo.gl/JT8hrf
締め切りは11月20日です。

以下の賛同の呼びかけ、少々長いですが、事故後7年半以上が経過した原発避難者の現状がよくわかる内容となっています。ぜひともお読みください。

【賛同の呼びかけ】

原発事故被害者の救済のための日頃のご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

私たち原発事故被害当事者団体は、「ひとりも路頭に迷わせない」を合言葉に、避難者の住宅問題に取り組んできましたが、国と福島県は2017年3月末で12,539世帯・32,312人の区域外避難者の住宅無償提供を打ち切り、福島県は来年2019年3月末には2,000世帯への民間賃貸住宅家賃補助、国家公務員住宅の提供を打ち切るとしています。

更に8月27日には内堀知事が住民の意見を十分に聞くことなく「富岡町浪江町葛尾村飯舘村の帰還困難区域の応急仮設住宅の無償提供を平成32年(2020年)3月末で終了」と発表しました。同時に南相馬市、川俣町、葛尾村飯舘村の避難指示解除区域についても特定延長はあるものの予定通り来年3月末で終了するとしています。しかし、昨年避難指示が解除された区域の平均居住率は未だ20%以下で、殆どが避難先に居住を続けている状況です。

福島県に何度も要請してきた避難者の実態調査は、2016年10月以降は実施されていません。調査や当事者の意見を聴取する事なく、支援終了宣言を真っ先におこない、期限を決めて自立を迫る方法は、当事者を追い詰めています。

山形県が本年7月に行った実態調査の結果が、9月14日に発表されました。それによると、困窮・不安の第一位は「生活資金」で全体の64%を占め、身体の健康が49%、住まいが40.5%と続きます。

2017年3月末で住宅提供を打ち切られた避難者への東京都の実態調査では、月収入10万円以下が22%、20万円以下の避難者世帯数が過半数を占めています。新潟県精神保健福祉協会の調査によると、同県避難者への調査で、通常は5%程度の人が抱える重度ストレスが24.8%に昇っています。

2012年6月に国会で成立した[原発事故子ども被災者支援法]は、居住、避難、帰還についての選択を自らの意思によって行うことができるよう適切に支援すると定め、避難先での住宅の確保は国の責任であるとしています。しかし、長期的対応を必要とする原子力災害であるにもかかわらず、災害救助法のみで対応したため、その矛盾が避難者に様々な困難となって現れています。原発事故は終わっていません。

原子力緊急事態宣言は出されたままです。住宅は暮らしの基本です。「原発事故被害者の人権を蔑ろにするな!」と、避難当事者から更なる声を挙げていきます。
この危機を突破するために、福島県と国への住宅提供と支援の継続を求める共同行動「原発避難者をひとりも路頭に迷わせない!」に ご賛同頂きますようお願い申し上げます。

【共同行動 要求項目】
1.区域外をはじめとする全ての避難者の生活実態調査と包括的な支援策の実施

2.浪江町富岡町飯舘村葛尾村の帰還困難区域の応急仮設住宅の無償提供継続

3.南相馬市浪江町、川俣町、葛尾村飯舘村の避難指示解除区域の応急仮設住宅の無償提供継続

4.避難指示区域外避難者に対する応急仮設住宅打ち切り撤回と無償提供の継続・再開及び福島県内外の新規避難希望者に対する避難用住宅の無償提供実施

5.国家公務員住宅等に居住する区域外避難者の公営住宅への入居確保、及び安定した住まいが確保されるまでの入居継続

6.区域外避難者2,000世帯への民間賃貸住宅家賃補助の継続

7.避難者に対する立ち退き訴訟や調停の国・福島県の責任による解決

8.「子ども・被災者支援法」に基づく支援対象避難者の公営住宅入居の優先・特例措置の継続及び同法の支援対象地域の維持

【共同行動 計画】
1)福島県交渉と、緊急集会、街頭行動
  11月27日(火) 
  10:30~12:00 福島県交渉 (メディアのみ)
  14:00~16:00 「原発避難者をひとりも路頭に迷わせない!」緊急集会
  会場:福島市市民会館 3階 301号室

  アピール&スタンディング: 福島駅前 16:30~17:30
2)院内集会  12月7日(金) (調整中)

呼びかけ、ここまで。

https://goo.gl/JT8hrf
締め切りは11月20日、ご協力よろしくお願いいたします。

オーガニックフェスタ 2018 in やまぐち

県内の有機農産物に関わる生産者・加工者さんが集い、有機農業を盛り上げていこうというイベント、オーガニックフェスタ 2018 in やまぐちが11日(日)開催されます。お天気もよさそうです、ぜひお出かけください。

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以下、フェイスブック・イベントページから転載

2017年、第1回目を開催し、大好評でした。今年も山口県下をはじめ、周辺地域の有機農産物にまつわる生産者、加工者が集う、山口県最大級のこだわりのオーガニックフェスタを開催します。今年も選りすぐりのこだわりを提供します。
沢山の皆様のご来場をお待ちしています。

日時:11月11日 10:00~14:00
場所:秋川牧園 直売店横広場
     (山口県山口市仁保下郷317)

3 イベント内容
 ?物販:有機野菜、こだわりの農産物、無添加のお菓子やジャム
 ?飲食:焼きたてのピザ、こだわりのお弁当
     チキン&グリーンカレー
 ?ワークショップ:木のおもちゃ、ミツロウのローソク
          もちつき体験
 ?餅まき 13:45~

4 種苗交換会 
  受 付 12:00までに種苗交換会ブースまで
  交換会 13:00~

5 主催:オーガニックフェスタinやまぐち実行委員会
     (山口県有機農業研究会)

 

10月交流会のお知らせ

直近のお知らせになり申し訳ありません。

明日30日(火)、10月の交流会を開催します。会場はいつもの山口市白石地域交流センターです。

日時:10月30日(火)午後1時~4時半頃まで
会場:山口市白石地域交流センター 2階和室
   〒753-0046 山口市本町一丁目1番25号 
駐車場:地域交流センター敷地内に駐車場があります。満杯の場合は市民会館、市役所、コープ山口駐車場、道場門前第一駐車場をご利用ください。

予約は不要、出入り自由です。時間内でご都合のつく時間にお気軽にお出かけください。お待ちしています。

避難移住者カフェ やまぐち@下関市

10月28日(日)午後、下関市で開催された避難者交流カフェには、市内から支援者2名が参加されました。神奈川県から下関市へご一家で避難移住された横見さんが、「山口に移住して思うこと~東日本大震災福島第一原発事故とともに大きく変わった日常」という題でスライドを交えて話されました。

東日本大震災の震災被害、津波の被害の大きさ、震災当日の首都圏の混乱がどれほど大きなものだったか、続く原発事故と東京をはじめとする東日本の放射能汚染、ご家族や職場の同僚に現れた体の異変、学校の対応、避難を決意されたまでのいきさつのほか、「原発事故避難者が求めるものは 家族の被ばくのない場所で暮らすこと、汚染地の人々が被ばくしないこと」と避難移住の思いも語られました。

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事故直後の川崎市の学校からのお便り、あれ?なんだかおかしい。

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移住の決断をされた経緯。

私も避難元の葛尾村の現状や県民健康調査のことなどを話しました。葛尾村は2年前に避難指示解除になりましたが、我が家の室内は空間線量で0.25μシーベルト、帰村して311以前のような暮らしは到底無理です。県民健康調査、311甲状腺がん子ども基金のことばども話しました。

参加のお二人は原発事故にずっと関心をお持ちの方々で、質疑、話題は多岐に広がりました。参加者が少なかったのは残念でしたが、少人数で和やかに話題を共有でき、貴重な機会となりました。

★この事業は赤い羽根共同募金助成金を活用しています。